Book アーカイブ
2006年08月09日
ひとつの神
ヒロシマに引き続き、ナガサキに原爆投下されて61年目です。
ヒロシマについては色々な本や映画を見知ってる方だと思うんですが、ナガサキだと咄嗟にはこれひとつしか思い出せません。
![]() | この子を残して 永井 隆 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年07月28日
マスコミのタブーに
ここ数日ずっとamazonランキングのトップに出ている本、買ってみました。
先ほど買ってきて少し目を通し、そのまま実家(徒歩7分)の親に渡してきてしまいましたが……ざっと見た感じの感想を。
まず、本のタイトルだけ見ての批判はやめた方がいいかなと。マンガという形をとっていますが、マスコミがこれまで視聴者に見せずにいたいろいろな問題や、そんなマスコミへの疑問がわかりやすくまとめてあります。ネットでは大分知られてきた、けれどTVや新聞では報道されなかったり歪められたりしてきた、そんな情報たちの「片鱗」です。マンガで1000円~?と最初は思ったんですが、実際実物を手に取ってみるとずっしり。合間合間のコラムもかなり読み応えありです。
大手の新聞が軒並みこの本の広告を断ったり、文春が作者へのインタビューまで行っておきながら記事の掲載を見合わせたりと、まだまだいろいろと焦臭いようです。そんな訳で、ネットにあまり接点のない人には、是非読んでもらいたい本かなと。(それで自分も親に先に渡した訳なんですが。)
ちなみにコレ、amazonで前評判からすごかったので予約注文したんですよね。それでも注文数に対応しきれなかったようで、増版分を待たないとダメっぽいメールがamazonから来ましたorz まあいずれ親にも進呈するつもりだったので、予約はそのままにして、近所の本屋で買ってきちゃいました。自分が行った本屋では、この本も普通にマンガの新刊コーナーに平積みされてました(残り1冊でした)が、書店によっては(入荷しているのに)店頭に並べていなかったりするところもあるようなのでご注意。
この本に対する本屋のスタンスだけでも、ちょっと異常な世の中だなあ、と感じたり。
8/11追記
本屋自身が隠してるケースと、一部の客(?)が詰め寄って店頭に置かせないように店員を責めるので引っ込めてるケースがあるようです。
2005年07月25日
太く短く
杉浦日向子さんが7/22の午前4時32分、下いん頭がんで亡くなられてたそうで……。まだ46歳。
思えば江戸文化に傾倒していた学生時、江戸にどっぷりな杉浦さんには嫉妬にも近い憧れをずっと抱いてました。奨学金をはたいて買い漁った江戸関連の本(杉浦さんの著書や推奨本が多め)、いまも実家の自分の部屋に沢山あります。まだ全部読んでいないのに……まさかこんなに早く逝かれてしまうとは。
でもこれで、「あの時代」へも自由にアクセスできるようになったんですかね。ご冥福をお祈りします。
![]() | 一日江戸人 杉浦 日向子 関連商品 お江戸風流さんぽ道 大江戸美味草紙(むまそうし) お江戸でござる―現代に活かしたい江戸の知恵 江戸アルキ帖 大江戸観光 by G-Tools |
2005年06月27日
ナラカツ
犠牲者520人を出した85年の日航ジャンボ機墜落事故現場の群馬県上野村で、御巣鷹の尾根の管理を続けてきた仲沢勝美さん(85)が昨年末に脳こうそくで倒れ、寝たきりになっている。事故翌年から登山道の修復、整備役を担い、遺族とともに標高約1200メートルの山に足を運んだ。遺族からは回復を祈り、復帰を願う手紙が相次いでいる。(中略)
登山道に手すりを作り、小川に橋をかけ、草むしりや道の舗装を続けた。高齢の遺族を背負って登ったり、登山できない遺族に代わって墓標に花を手向けたりもした。毎月12日の月命日を含め、登山回数は月平均4~5回。この19年間に遺族と交わした手紙は1000通以上になる。妻和子さん(73)は「遺族から『一緒に山に登ってほしい』と言われると、すぐに駆けつけた。管理人の仕事にすべてを注いでいた」と振り返る。
若いころ荒れた生活を送った仲沢さんは「この事故でおれも生まれ変わった。この仕事は死ぬまでやめねえ」とよく話し「いつかは山にモノレールを作り、運転して連れて行ってやる」が口癖だった。(以下略)
(毎日新聞オンライン 2005年6月27日 10時44分 より一部抜粋)
丁度偶然というか、この仲沢さんの話も載っている本を一緒に注文していて読んだばかりでした。
![]() | 墜落現場 遺された人たち―御巣鷹山、日航機123便の真実 (講談社プラスアルファ文庫) 飯塚 訓 by G-Tools |
「ナラカツ」というのは、昔の荒れていた頃の仲沢さんの通り名。本で「いつかモノレールを云々」の話と一緒に触れられていたので印象に残り、実現するといいなあと漠然と感想を抱いていた矢先にこのニュースです。心配ですよ……。
仲沢勝美氏(なかざわ・かつみ=御巣鷹の尾根元管理人)1日午後1時36分、肺炎のため群馬県下仁田町の病院で死去、86歳。群馬県出身。自宅は同県上野村楢原206。葬儀・告別式は5日午後1時から同村乙父2009の1、構造改善センターで。喪主は長男定信(さだのぶ)氏。
日航ジャンボ機墜落事故翌年の86年から04年まで、事故現場となった御巣鷹の尾根の登山道整備などに尽力した。
(2006/01/03 13:36 【共同通信】 より)
2005年06月20日
2005年01月28日
なんてな
昨日動き回ったので、今日は家でゴロゴロと読書してました。
![]() | だめだこりゃ―いかりや長介自伝 いかりや 長介 関連商品 8時だョ!全員集合伝説 変なおじさん 完全版 ザ・ドリフターズ 結成40周年記念盤 8時だヨ ! 全員集合 DVD-BOX (通常版) 第5の男 志村けん―わたしはあきらめない by G-Tools |
自分も土曜の夜8時は全員集合だった世代ですが、荒井注さんは抜けてた後だったので、この本で初めてその活躍ぶり等を知りました。ええ、「なんだ馬鹿野郎」と「ジスイズアペン」だけの人かと思ってました。反省します。
いかりやさんが亡くなったとき、なんだかすごく大事な思い出を失った気がし、戸惑い、そこで自分がやったことは、ネットを彷徨い続けることでした。1週間くらい、ネット上でいかりやさんの動画や画像や記事を追い続けてたかな。有志が作った追悼Flashで泣き、かつてのコント動画で改めて笑い。いかりやさんが亡くなった事実を受け入れようとしてるのか、逃避しようとしているのか、自分でもよくわからない状態でした。
その時偶然見つけた動画の中に、この本の冒頭でも語られている、フジカラーのドリフ七福神CMや、荒井さんのお葬式での、いかりやさんの別れの言葉の場面もありました。この本を読んだ後でそれらを見ると、また違った感慨をおぼえたり。
しかし、ああ、一度でいいから生で8時だョ!全員集合の舞台を見てみたかったなあ・・。
2005年01月14日
おやわい およわい
欲しかった絵本を買いました。
![]() | クマのプーさん全集―おはなしと詩 A.A.ミルン E.H.シェパード 石井 桃子 by G-Tools |
ディズニーのやつでない、本物のプーさんですよ。
ピグレットじゃなくてコブタ。ティガーじゃなくてトラー。
あとフクロ、ウサギ、カンガにルー。・・イーヨーはそのままイーヨーか。
実家に5冊組の『クマのプーさん』絵本がありまして、小さいころ(20余年前・・)愛読していました。更に、通っていた小学校の図書室にはその続編『プー横丁にたった家』の収録されたハードカバーがありまして、何度もそればかり借りて読んでいたものです。
先日ふと後者を思い出して買い求めようとしたんですが、既に絶版。
ガッカリしてたら、この本を見つけました。
・・高いけど、良い。まさに愛蔵版。
ディズニーのプーさんしか知らない人にも是非読んでもらいたいですね。
登場人物ら(動物か)の妙に素直でないところとかズレっぷりがとにかく絶妙です。
一番好きな話はイーヨーの誕生日。今読み返しても笑えます。おたじゃうひ。
2004年10月20日
「ほう」
台風でネット環境も不安定、洗濯も干せないので、本を読んでました。
魍魎の匣
京極 夏彦
先日読み終えた『姑獲鳥の夏』と一緒に貸してもらって、余りの厚さにそのままにしてあったんですが。
いわゆる謎解きにあたる部分だけで本の(終盤というか、厚みで)2/5くらいを使ってるんで、そこまで投げ出さずに読めれば、後はもう一気読みですね。冒頭の『匣の中の娘』に話が繋がった時は、さすがに怖気が立ちました。
前作で自分のお気に入り宣言した刑事の木場が序盤から頑張ってるんで、そういう意味では読みやすかったです。前作同様に京極堂と関口のやりとりがアレでしたが、今回は鳥口や青木のお陰でかなり救われました。彼らもお気に入りに追加しておこう。榎木津は(親父殿も含めて)親近感アップ。彼の外見って、前はビスクドールに例えられてたかと思えば、今度はヘルメスの彫像ですか。喋ったり動いたりしなければモテるだろう、とは関口の弁ですが、自分も学生の頃、そんなに親しくないクラスメートに「喋らなければいい人なのにね」と言われてたと友人に聞かされて放心したものです。どっちも失礼な言いようですね、これ。(・・ああ、思い出したら腹立ってくるのでやめときましょう)
刑事上では未解決な例の男が、なんだかほんとに「羨ましく」思えてしまうのは見事。
2004年10月07日
不思議なことなど
昨夜おもいっきり首を寝違え、ほとんど身動きが取れないので読書してました。(号泣)
本は、はらだいこさんが貸してくれた『姑獲鳥の夏』。
姑獲鳥(うぶめ)の夏
京極 夏彦
京極シリーズ良いよ~って人はこれまでにも周りに何人かいて、その名前だけは知ってたんですが、これまで読んだことなかったんですよね。どうも、人気のあるものには距離をおいてしまうアマノジャクなところがあるんで。
もう散々語り尽くされていると思うんですが、とりあえず、日記なので思ったまま記してみたり。
ええと、こういう念とか呪とかが絡んでくるような、(京極堂はこんな表現認めないでしょうが)「超常現象」(ぽい)ミステリ物は、推理小説って言っても良いんですかねえ。小野不由美の『東亰異聞』を読んだ時にもこれと同じ感覚を抱いたんです。「誰が犯人か、全部読むまでに当てられる?」って貸してくれた人がいて、自分も推理小説のつもりで読んでいたら、こういうのだったと。(実際は違いましたが)
自分の判断基準から言うと、アッチの世界が絡むともう、トリックを暴いたりなんだりといった「推理」が出来るレベルじゃないです。せいぜい、こいつは嘘ついてるだろとか、こいつ人間じゃなさそうだな、という程度のカンしか働かない。いや、今の推理小説って、そういう領域も踏まえてきちんと推理できなきゃいけないのかな。だとしたら、出来る人を尊敬します。すごいっす。
ああでもこの話、自分の既成概念からアッチの世界絡みと感じただけで、事実関係を種々雑多な「念」で歪めて見せられているだけだよなあ。うーん、京極マジック。
(そう考えると、先の『東亰異聞』はミステリファンタジー??)
登場人物で誰が好きかって言われれば、木場ですかね。彼が一番「人間らしい」からかも知れない。この人が喋る時だけ、安心して読んでられました。京極堂はああだし、榎木津もあれだし、関口は・・コイツが一番苦手かも知れない。一般人代表のストーリーテラーと見せかけ・・とんだワトスン君ですね。
内容は・・前半がとにかくキツイ。活字を読むのはそんなに遅くない方だと自負してたんですが、まず京極堂と関口の長話にぶっ倒れそうになりました。そこを越えてしまえば、あとは比較的スイスイと。読後感は悪くなかったです。(関口のことを除けば、ね)
で、この『姑獲鳥の夏』の映画が来年夏公開だそうで、楽しみですね。
(公式サイトに紹介のリンクを貼ろうと思ったんですが、ヘラルドに許可とらなきゃいけないらしいんでやめときます:P)
キャストでイメージあってるな(あくまで見た目で)と思ったのは原田知世の涼子、阿部寛の榎木津でしょうか。関口が長瀬正敏ってのは、かっこよすぎかなとも思うんですが(・・猿っぽい繋がりか?(汗))。
他は・・演技でまた印象が変わってくるかも知れません。菊乃をいしだあゆみがやるのは、見る前から安心。
はてさて、どんな仕上がりになるんでしょう。うふふ。




